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ホテル清掃(客室清掃)の業務内容を徹底解説。働くメリット・やりがいとは

オフィス清掃やハウスクリーニングなど、清掃業にもさまざまな種類がありますが、なかでもホテル清掃の業務はビル清掃などと比べてやや特殊です。
人が快適に過ごせる空間を作る点では同じですが、ベッドメイクなどホテル清掃ならではの作業も少なくありません。
今回は男女を問わずにできるホテル清掃の内容とメリット、やりがいについて紹介します。

ホテル清掃の概要

ほとんどの人がホテルを利用したことがあると思いますが、チェックインした時点で部屋の中は、隅々まで清掃と整理が行き届いています。
ゲストが使用した客室を未使用の状態までにリセットするのが、ホテル清掃の主な仕事内容です。

具体的なホテル清掃の流れ

ホテルの客室清掃業務は、大きく分けて3種類の作業の繰り返しとなります。

1.全体的な客室清掃
掃除機による清掃、拭き掃除、ゴミの回収などが主な作業です。
バス・トイレ・洗面台の清掃も同時に行います。

2.ベッドメイキング
使用済みのシーツや枕カバーを、クリーニング済みのものと交換する作業です。
この作業をスピーディーに行うには、ある程度の練習と経験が必要です。
シーツの交換以外にも、リネン類の破損や汚れをチェックといった、メンテナンス作業も同時に行います。

3.備品の管理
タオルやアメニティ用品の交換や補充と、トイレ用備品のチェックを行い、すべてを初期状態にリセットします。
客室内の備品やインテリアのチェックもこの時に行います。

ホテルのタイプによる業務の違い

一般的なホテルには、ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテルの3つのタイプがあります。
こうしたホテルのタイプによっては、業務体制に違いがあるかもしれませんが、作業の内容はほとんど同じと考えて良いでしょう。
まずビジネスホテルですが、客室面積が狭いため1人で1部屋すべての清掃を担当することが多いです。
1つの部屋が終わったら次の部屋へと移り、通常1人で複数の客室を担当します。
シティホテルとリゾートホテルは客室が広いため、客室清掃・ベッドメイキング・バスルームそれぞれに1人がついて、1つのチームで各客室を清掃することもあります。
スイートルームがある場合は、専門の客室清掃スタッフが担当することもあります。
ここで挙げたのは一般的なホテル清掃の流れですが、運営会社によっては業務内容に違いがあることも考慮しておきましょう。

清掃会社・ホテル直接雇用の清掃スタッフの業務違い

ホテル清掃の仕事に就くには、大きく分けて2つの方法があります。
清掃会社に入社して、そこから仕事先の各ホテルに派遣される「外注」と、直接ホテルのスタッフとして清掃全般を担当する「内製」のパターンです。

各ホテルに派遣される外注清掃

清掃会社に入社したり、人材派遣会社に登録して清掃業務に就く場合、ホテル清掃は外注スタッフとして行うことになります。
この場合は専門家として派遣されるので、一定レベル以上の清掃スキルが求められます。
また、派遣先はお客様なので、宿泊客だけでなく、ホテルのスタッフにもさまざまな気配りや気遣いが必要になるでしょう。
また客室清掃以外のスタッフとして、大浴場の清掃、床カーペットの清掃、ガラスクリーニング、外壁クリーニング、ホテル周辺の清掃など、さまざまな業務を担当する可能性もあります。
ただし接客業とは違って、基本的に個人単位で作業を進めることが大半ですから、慣れてくれば自分のペースで仕事ができるようになるでしょう。

ホテル内スタッフとして働く内製清掃

ホテル内のスタッフとして働く内製清掃は、主にホテル側のコスト削減対策の一環として行われます。
そのため効率化や手間の削減、労働時間の短縮など厳しいコスト管理の対象になることもあります。
ホテル業界も他と同様にコスト管理に悩んでおり、例えば未使用の備品は交換せずそのまま使ったり、アメニティ用品を減らすなどの事例もあります。
清掃作業でも常に効率化や業務改善を求められ、毎日多くの作業に追われることになるかもしれません。
しかしホテルの社員として常勤しているため、コミュニケーションが上手にとれるようになれば、快適な作業環境で働けるというメリットもあります。

ホテル清掃のやりがい

仕上げた時の達成感が格別!

清掃の仕事に向いている人としてまず挙げられるのは、「掃除好き」の人です。
一度使用されて乱れた状態から、まだ使われていない完全な状態にまで客室をリセットする作業は、掃除が好きな人にとってはかなり魅力的な仕事です。
清掃が好きな人にとって、一度使用されて乱れた状態から、まだ使われていない完全な状態にまで客室をリセットする仕事は、何ものにも代えがたい達成感を得られるはずです。
1つの客室を仕上げた瞬間には、大きな達成感を得ることができるのではないでしょうか。
またホテルの客室という非日常空間を自分が作り出すことは、プロ意識の向上と一緒に大きなやりがいも与えてくれます。
さらにアンケートなどでゲストから高評価をもらえれば、その喜びがより大きな喜びを生むことになるでしょう。

清掃技術の向上とキャリアアップ

ホテル清掃業務を極めることは、清掃技術そのものの向上と、仕事上の段取りや手順の効率化など、清掃のプロとしてのスキルも高めてくれます。
またホテル清掃には特別な資格は必要ありませんが、「ホテル実務技能認定試験」や「ホテルビジネス実務検定」などの資格取得を目指せば、さらにやりがいもアップするでしょう。
実際に資格を取得できれば、活躍できる仕事の幅もさらに広がるはずです。

アルバイト・パートならホテル清掃がおすすめの5つの理由

ライフスタイルに合わせて働ける

ホテル清掃業は勤務体系や勤務時間が、比較的自由に選べます。
そのためWワークの1つとして、別の仕事と合わせやすいというメリットがあります。
また定年後に趣味や娯楽を楽しみながら、年金以外の収入を得たいという人にも向いています。

自分のペースで働ける

ホテル清掃は客室内での作業が中心なので、自分で段取りを組み立てて、マイペースで作業を進めることができます。
清掃の範囲が狭く固定されているため、流れが身に付いてしまえば自分なりに効率化もできるでしょう。
慣れてくれば自分のペースで業務管理をすることも可能です。

接客に不向きな人でも働ける

特に客室清掃は基本的に無人の室内で、1人で行う作業です。
時間帯によってはゲストと顔を合わせることもありますが、接客が苦手だったり、他人とのやりとりをあまり好まない人でも、作業のほとんどを自分1人で行うので黙々と働くことができます。

複雑な業務を覚える必要が少ない

客室清掃はほぼパターン化されているため、流れをつかめれば他に複雑な業務を覚える必要は少ないと言えるでしょう。
清掃の知識や技術を身に付けることができるので、日常生活のさまざまなシーンでそれを役立てることも可能です。

長期的・安定的に仕事が続けられる

清掃業界全体として仕事は安定的な需要がある上に、現在は人材不足が慢性化しています。
ホテル清掃も同様で、一度ノウハウを身に付ければ長期的に仕事を続けられます。
収入的にも安定して、生涯現役を続けることもできるでしょう。

ホテル清掃はおすすめの職種

ホテル清掃は1つ1つの客室を仕上げるごとに、繰り返し達成感を得られる仕事です。
きれい好きで清掃業が大好きな人にとっては、たまらない魅力のある仕事です。
清掃の仕事は経験豊富でも、ホテル清掃は未知の世界だという皆さんも、技術と知識を高めるために一度ホテル清掃を経験してみてはいかがでしょうか。