設備管理の仕事の大切さ | ビルメン求人ジョブ

東京(清掃)
03-6262-5300
東京(設備)
03-6262-5301
名古屋
052-533-6070
三重
059-351-0573
 

設備管理業務の重要性を再認識してみましょう

電気・給排水・空調・機械などの設備の正常稼働を守る。

設備管理業務」とは、ビルや商業施設といった大型の建物を中心に配置された設備が正常に稼働しているかを管理する業務のことをいいます。たとえば、大きなビルや商業施設には電気設備や給排水設備、空調設備、消防設備、さらにはボイラーといったあらゆる設備があります。これらに異常が発生していれば施設の安全性は軒並み低下しますし、出入りする利用者やテナントが安心して使える空間が保たれているとも言いがたいのです。破損や故障の度合いによっては建物の構造を揺るがしかねない、又は施設が機能しなくなる可能性が高い設備もありますし、担当する設備は細かく分けるとさらに数十種類あるといわれています。

設備管理業務の仕事はビルや商業施設における設備管理がよく注目されますが、実際には学校や病院、大学、ホテルなどの施設を担当する場合もあります。そのため、就職した企業によって取扱う設備の種類も多様に存在するため、資格をより多く持っている人のほうがより就職先や求人の幅が広がるといっても過言ではありません。
これから設備管理業務の仕事に就きたいと考えている方は、早いうちから関連性の高い資格を中心に取得を目指すことが大切です。そして、無事に企業に就職したあとも実務経験を積みながら、さらに高いレベルの資格取得を目指して日々努力することで責任ある業務を任せてもらえるなど、より高い評価を得ることができるはずです。
→設備管理業務に必要な資格や持っていた方が良い資格について

設備管理業務の主な仕事内容について

「設備管理業務」とは、建物に配置された設備が正常に稼働しているかを管理する業務のことをいいますが、一口に設備管理業務といっても、担当する業務は数十種類あるとされています。そのため、どのような施設や企業に就職するかによって、必要となる設備管理業務の専門知識が大きく異なります。

管理する設備

設備管理業務のなかでも特に需要が高いとされる設備に下記があります。

・電気設備

電気設備は、エレベーターや施設内の照明などの電力を必要とする部分に、必要とされる量をきちんと分配するための設備です。設備管理業務ではこれらの電気設備に対して、電力計、電圧計、電流計を常時監視することで安全性を確保します。電気設備がきちんと管理されていない、知識のない方が担当すると漏電といった問題を引き起こす可能性があるため、有資格者でないと任せてもらえない業務です。

・給排水設備

施設内にある貯水槽やポンプなどの給排水設備は、清潔に管理するために定期的な点検をして、必要であれば清掃業者に連絡を取り清掃してもらうように手配を行います。

・空調設備

施設内や各部屋に空調設備が配置されていますが、冷暖房機が正常に作動するか、室内の湿度や温度は適切に保たれているかといったことを管理します。

・機械設備

機械設備のなかには、日に何度も利用されるエレベーターやエスカレーター、さらには自動ドアといった設備があります。これらの設備が正常に作動しているかどうかの管理点検を行いますが、定期的にメーカーに依頼して定期メンテナンスの手配を行うのも設備管理業務の仕事の一つです。

・ボイラー

大型の施設などに多く設置されている設備といえば、ボイラーです。ボイラーの力により施設内のさまざまな機器が作動するため、ボイラーに関する確かな知識を持つ有資格者でないと操作や点検ができないようになっています。

上記の設備のほか「消防設備」も需要が高いとされている設備のひとつです。

常駐管理や巡回管理について

設備管理が必要になる主な設備についてご紹介しましたが、このほか「常駐管理」や「巡回管理」という仕事も設備管理業務の仕事といわれています。 常駐管理は、設備管理業務の担当者が交代しながら24時間体制で施設に常駐して行います。巡回管理は、複数の物件を定期的に巡回して設備の破損や修繕の必要性などをチェックします。物件により状況は様々ですから、より対応力が求められます。キャリアアップの選択肢のひとつとして視野に入れても良いのではないでしょうか。

設備管理業務という仕事は、ビルや商業施設などを裏から支える縁の下の力持ちといった存在ですが、施設を出入りする方の安全を守り、利用者が安心して施設を使えるようにするためにも必要不可欠な職種です。担当する設備や業務内容によっては責任が重い仕事ではありますが、その分自分の力で施設設備を保全し、稼働率を向上させるなど、大きなやりがいもある仕事といえるでしょう。

今回ご紹介した業務のほかにも、細かくみると多種多様な設備管理業務が存在します。そのため、どの業務に関心があるのか、希望する管理物件に就業するにはどういった資格や経験が必要になるのか、といったことを踏まえて資格取得や就職活動を進めるとより効果的です。
→設備管理業務に必要な資格や持っていた方が良い資格について

設備管理業務に必要な資格や持っていた方が良い資格について

これから先、都心部を中心に建物がますます増えることが予想されていることから、今後も「設備管理業務ができる人」の需要はより高まっていくと見られています。資格を活かせる仕事でもあるので、手に職をつけたい、一生の仕事として責任のある仕事をしたい、転職活動を考えているという方は、ぜひ「設備管理業務」を仕事にすることを検討してみてはいかがでしょうか。こういった企業に転職したいというときには、今回ご紹介する資格を中心に就職活動や転職にも有利になるさまざまな資格の取得を目指していきましょう。

ボイラー技士1級または2級

ボイラーを専門的に取り扱うことができる「ボイラー技士」になるための国家資格になります。大型の商業施設やホテルなどには、施設内の機器を作動させるための動力であるボイラーが配置されています。ボイラーに関しては、ボイラー技士の有資格者でないと操作、管理が行えません。最近では、ボイラーではない動力設備も配置している建物も増えましたが、ボイラーを配置する建物も相変わらず多いことからボイラー管理ができる人はとても重宝されています。

電気主任技術者

「電気主任技術者」とは、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行う事ができる資格となります。エレベーターや各部屋の照明など、電力を必要とする電気設備が施設内にはたくさんあります。しかし、正しい知識や技術を有した人でないと漏電といった問題が起こることから、電気設備の保安監督として業務を担当するためには「電気主任技術者」の資格が必要です。

ビル設備管理技能士

「ビル設備管理技能士」とは、空調システム、電気システム、給排水システム、衛生管理、防犯などビルメンテナンス設備の一定の管理技能を認定する国家資格になります。設備管理業務を生涯の仕事にしたいという方は、将来の目標として「ビル設備管理技能士」の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。受験する級によって実務経験が2年、7年以上と必要になることから設備管理業務の経験を積みながら合格を目指すのが一般的です。設備管理業務におけるキャリアアップを試みるためにも効果的ですし、転職を目指す時にもさまざまな企業から欲しがられる非常に貴重な存在になれるはずです。

建物環境衛生管理技術者

「建物環境衛生管理技術者」とは、建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等を行う国家資格になります。設備管理業務やビルメンテナンスといった業界で、とくに難しいとされているのが「建物環境衛生管理技術者」です。この資格は、法的な専任義務があることから就職にも転職にも有利に働く資格です。また管理物件によっては、手当が付く場合が多い資格でもあります。

設備管理業務の仕事に就くために必要なこと

商業施設や高層ビルなどの設備を管理して、安心・安全な施設を保守することが設備管理業務における大事な仕事といえます。ここ数年で大きく需要が拡大している設備管理業務ですが、この仕事に求められることや仕事に就くために必要なことについてまとめました。

設備管理業務に役立つスキルを養う

商業施設やビル、さらには学校や病院など、あらゆる建物や施設で活躍することができる設備管理業務の仕事は、施設や設備に関する知識や技術をより多く持っている人ほど就職活動でも優遇される傾向にあります。資格がない方や未経験の方でも活躍できる開かれた業界であるとは言えますが、やはり有資格者のほうが確実に企業の目に留まりやすいでしょう。設備管理業務を細かくみれば50以上の業務があるとされているため、これらの業務により精通している人ほど業界で生き残るためのスキルを持っているといえます。そのため、電気主任技術者ボイラー技士第三種冷凍機械責任者の資格のほか、将来的にはビル設備管理技能士建物環境衛生管理技術者と資格の取得を目指して、日々努力することも設備管理業務の仕事をするうえでは大切なことです。

“接客が得意”も大事なスキル

施設を陰から支える設備管理業務の仕事は、設備に関する豊富な知識や技術が必要になると言われていますが、それと同時に「人と会話する力=接客」も大事なスキルです。設備管理業務を担うということは、ビルのオーナーと、テナントや利用者との間を取り持つ存在であるともいえます。また、必要に応じてメーカーに定期メンテナンスなどを依頼することもあるので、協力業者とのコミュニケーションも必然的に多くなります。また、特に未経験者は1人では仕事をこなせません。経験があっても管理物件によって状況は様変わりします。同僚や上司との信頼関係の構築にもコミュニケーション能力の高さが大きなストロングポイントになるのです。