定年後の再就職は難しい?再就職先の基準やおすすめの職種を紹介

定年後の再就職は難しい?再就職先の基準やおすすめの職種を紹介 仕事とキャリアのヒント

定年後の再就職を考え始めたものの、「年齢的に採用されにくいのではないか」「選べる仕事が限られてしまうのではないか」と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

再就職は簡単ではありませんが、考え方や仕事の選び方を工夫すれば、体力や生活リズムに無理のない仕事を見つけられます。

この記事では定年後の再就職を取り巻く現状を解説します。
再就職先を選ぶときの基準や、シニア世代におすすめの職種も紹介するので、定年後も安心して働き続けたい方は、ぜひ参考にしてください。

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定年後の再就職率

定年後の働き方として、勤務延長や再雇用を選ぶ人もいますが、その割合は決して多数派とは言えません。
厚生労働省の「高年齢者就業実態調査(平成8年)」によると、55歳以上で企業に雇用されている人のうち、勤務延長や再雇用という形で働いている人の割合は、以下のとおりです。

年齢 勤務延長・再雇用の割合
60~64歳 39.0%
65~69歳 45.0%

この結果から、定年後に勤務延長や再雇用を選択している人は約4割にとどまり、残り約6割は再就職や無職といった別の選択をしていることが読み取れます。

定年後の働き方は、収入面や健康状態、ライフスタイルなどを踏まえ、それぞれの状況に応じて選ばれているのが現状です。
そのため、再就職を前提とするのではなく、自分に合った働き方を考える姿勢が重要になります。

参照元:厚生労働省|平成8年高年齢者就業実態調査結果速報

 

定年後の再就職は難しい?就業状況

定年後に再就職を考え始めると、「なかなか仕事が決まらない」と感じる場面もあります。
再就職が難しいと感じられる背景には、年齢による求人の傾向や、求職者を取り巻く環境の変化が関係しています。
主なポイントは、次の3点です。

  1. 年齢により職種の選択肢が限られる
  2. 求職者数が増加傾向にある
  3. こだわりにより求人の幅を狭めている

ここでは、定年後の再就職が難しいと感じられる理由について、就業状況ごとに詳しく解説します。

 

状況①:職種の選択肢が狭くなる可能性がある

労働政策研究・研修機構の調査によると、60歳以上の就業・雇用では、従事する職種に偏りが見られます。
60〜64歳では事務職や専門職に就く人も一定数いますが、65〜69歳になると、サービス業や運搬・清掃などの分野に従事する人の割合が高まる傾向があります。

65〜69歳で従事者の割合が高い主な職種は、以下のとおりです。

職種 割合
サービス職 15.1%
事務職 14.1%
運搬・清掃・包装等 12.0%

年齢が上がるにつれて特定の職種に就業が集中する傾向があり、再就職先の選択肢が限られる可能性があります。

参照元:労働政策研究・研修機構│2025年│労働政策フォーラム「シニア層の労働移動─就労・活躍機会の拡大に向けて─」

 

状況②:求職者数は増加傾向にある

定年後の再就職が難しく感じられる要因として、シニア層の求職者数の増加が挙げられます。
労働政策研究・研修機構が整理した厚生労働省の「職業安定業務統計」によると、65歳以上の新規求職者数は2014年以降、増加傾向で推移しています。

65歳以上の新規求職者数の推移は、以下のとおりです。

新規求職者数
2014年 約39,000人
2023年 約62,000人

65歳以上では求職者数が増加して応募が集中するため、再就職では選考通過の難度が高まる状況です。

参照元:労働政策研究・研修機構│2025年│労働政策フォーラム「シニア層の労働移動─就労・活躍機会の拡大に向けて─」

 

状況③:こだわりにより求人の幅を狭めている

定年後の再就職では、これまでの働き方へのこだわりが、仕事探しを難しくしているケースがあります。
以前と同じ給与水準や管理職などの役職に限定して求人を探すと、応募できる仕事は限られます。

再就職市場では、過去の条件よりも柔軟な姿勢が重視される傾向です。
働き方の選択肢を広げることで、仕事探しの幅も広がります。

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定年後の再就職におけるシニア層の強み

定年後の再就職では、長年の実務経験と責任感の強さがシニア層の強みです。
一般社団法人 日本人材紹介事業協会の「職業紹介業 高齢者雇用推進ガイドライン」では、活躍するシニア人材の9割以上が、培ってきた知識やノウハウを活かし、勤勉に業務へ取り組んでいると評価されています。

さらに、肩書や環境の変化を受け入れる柔軟さや、若手・管理職との円滑なコミュニケーションも特徴です。
経験を活かしながら現場を支えられる点が、再就職における評価要素となっています。

参照元:一般社団法人 日本人材紹介事業協会│2017年│職業紹介業 高齢者雇用推進ガイドライン(独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 委託事業)

 

定年後の再就職先を検討するポイント

定年後の再就職では、体力や健康状態、働きやすさ、やりがいを基準に仕事を選ぶことが重要です。
特に意識したいポイントは、以下のとおりです。

  • 生活費を補える収入が見込める仕事か
  • 体力や健康状態に負担がかからない働き方
  • 経験や知識を活かし、やりがいを感じられる仕事

勤務時間や業務量が自分に合っているかを確認し、負担の少ない条件を選ぶ姿勢が欠かせません。
収入面だけで判断せず、働きやすさや満足感を含めて考えることで、定年後も安定した働き方につながります。

 

定年後の再就職におすすめの職種3選

定年後の再就職では、体力面への配慮や柔軟な働き方ができる職種を選ぶ視点が重要です。
シニア層の再就職におすすめの職種は、以下のとおりです。

  1. ビル管理
  2. 清掃スタッフ
  3. 警備スタッフ

いずれも体力負担に配慮しながら、働き方を調整できる点が特徴です。
ここでは、それぞれの仕事内容や実際に現場で働くスタッフの声をご紹介します。

 

おすすめ①:ビル管理

ビル管理は、オフィスビルなどの屋内で、設備の点検や館内巡回を行う仕事です。
業務の流れや担当範囲があらかじめ決まっており、突発的な対応が少ない点が特徴です。
体力面への負担を抑えながら、落ち着いた環境で経験を活かせることから、定年後の再就職先として選ばれています。

ビルメン求人ジョブでは、ビル管理に関する求人情報を掲載しています。
勤務地や勤務時間、未経験可といった条件で検索できるため、自分に合う仕事を探したい方は「求人を探す」ページをご覧ください。

 

おすすめ②:清掃スタッフ

清掃スタッフは、作業内容や担当範囲が明確で、慣れるほど自分のペースで働ける点が定年後に向いている職種です。
業務の流れが決まっており、未経験からでも始めやすい特徴があります。
体を動かす仕事ではありますが、続けるうちに体力がつき、達成感を得られる点も魅力です。

同世代の方が多く働いていて、続けるうちに体も慣れ、安心して働けています。

※本記事でご紹介するスタッフの声は、『ビルメン求人ジョブ』登録者の方々との会話の中から得た内容を一部編集し、掲載しております。

清掃の仕事内容をより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】オフィスビル清掃とは?仕事の種類・内容・勤務時間・メリットを解説

 

おすすめ③:警備スタッフ

警備スタッフは、施設内の巡回や出入口管理、モニター監視を担い、人や建物の安全を守る仕事です。
業務手順が明確で、落ち着いて対応する姿勢が評価されます。
体力的な負担が比較的抑えられる現場も多く、社会貢献を実感しながら働ける点が、定年後の再就職先として選ばれている理由です。

施設警備の働き方や実態をより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】施設警備は楽すぎるってほんと?実態・やりがい・仕事選びのコツを解説

 

まとめ:定年後の再就職先はビルメン求人ジョブをチェック

定年後の再就職は難しいと感じる方もいますが、職種選びと働き方を整理すれば選択肢は広がります。
体力や生活リズムに合う仕事を選び、条件を明確にする姿勢が再就職のポイントです。
ビル管理や清掃、警備など、60代の採用実績がある分野に目を向けるのもおすすめです。

ビルメン求人ジョブでは、未経験から応募できる求人や70歳以上が活躍している現場の情報も掲載しています。
定年後の仕事を探したい方は、ビルメン求人ジョブの「求人を探す」ページをぜひご覧ください。

【関連記事】施設警備はやめとけと言われる理由は?働くメリットや職場選びのコツを紹介
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