正社員でもダブルワークは可能?探す際の注意点やおすすめの仕事を紹介

正社員で働きつつ、ダブルワークをしても問題ないのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
結論、正社員でもダブルワークは可能です。
しかし、ダブルワークをする場合、本業に影響が出たり現職の会社とトラブルになったりするリスクが生じるため注意が必要です。
この記事では、正社員でダブルワークを探す際の注意点やおすすめの仕事について解説します。
正社員でダブルワークを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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正社員でもダブルワークは原則可能
正社員として働いていても、ダブルワークは原則可能です。
厚生労働省が作成した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には、労働者が勤務時間外にほかの会社などで業務を行えることが明記されています。
「令和4年就業構造基本調査 結果の概要」によると、副業をしている人は約305万人で、5年前に比べて60万人増えているという結果が出ています。
ただし、業務提供上の支障がある場合は、正社員として働いている会社からダブルワークを制限される場合があるため注意が必要です。
正社員がダブルワークをすること自体は問題ありませんが、現職に支障をきたさない程度に行いましょう。
引用元:
・厚生労働省|令和4年副業・兼業の促進に関するガイドライン
・総務省統計局|令和4年就業構造基本調査 結果の概要
正社員で働きつつダブルワークするメリットとデメリット
正社員として働きながらダブルワークを行うメリットとデメリットを解説します。
それぞれ理解したうえで、ダブルワークをはじめましょう。
メリット
正社員で働きつつダブルワークするメリットは、以下の通りです。
- 所得が増える
- 離職せずに別の仕事を経験できる
- スキルや経験を積み、主体的にキャリアを形成できる
- 自分のやりたいことに挑戦できる
- 小さなリスクで起業・転職に向けた試行ができる
ダブルワークによって所得が増えるのはもちろん、現職だけではできないさまざまな経験を積めます。
現職があるためリスクが小さく、起業・転職に向けた準備や試行ができるのもメリットです。
ダブルワークは所得を増やしたい方だけでなく、現職を辞めずに別の仕事でスキルアップを目指したい方におすすめです。
デメリット
正社員で働きつつダブルワークするデメリットは、以下の通りです。
- 自分の時間が減る
- 就業時間が増え、体調不良につながりやすい
- 雇用保険の適用がない場合がある
ダブルワークは正社員としての就業時間外に行うため、プライベートの時間を減らさなければならない点がデメリットです。
就業時間が増えることで心身に負担がかかり、体調不良を引き起こしやすくなります。
また、ダブルワークは1週間の所定労働時間が短い業務の場合が多く、週20時間未満であれば雇用保険は加入できません。
そのため、万が一働けない事態になっても、ダブルワーク先では必要な給付を受けられない場合があります。
正社員をしながらダブルワークをする際は、両立できるよう工夫することが重要です。
正社員で働きつつダブルワークを探す際の注意点
正社員をしながらダブルワークをする際の注意点は、以下の4つです。
- 就業規則を確認する
- 働き方の調整が必要となるケースもある
- 本業に支障が出ない仕事を探す
- 企業の信用を損ねる仕事は避ける
トラブルに発展しないよう、事前に理解しておきましょう。
注意点①:就業規則を確認する
ダブルワークをする場合、現職の就業規則に目を通しておきましょう。
産業雇用安定センターの調査によると、雇用による副業・兼業を認めている会社は、認める予定を含めても約3割程度という結果が出ています。
つまり、会社が認めていない状態でダブルワークをすると就業規則違反になってしまうのです。
また同じ調査で、ダブルワークについて就業規則に明記している企業が半数以上という結果も出ています。
ダブルワークをする際は、就業規則違反にならないか事前に確認しておきましょう。
引用元:産業雇用安定センター|従業員の「副業・兼業」に関するアンケート調査結果の概要
注意点②:働き方の調整が必要となるケースもある
ダブルワークによっては、働き方の調整が必要となるケースもあります。
具体的には、確定申告や社会保険加入の有無です。
本業とは別にダブルワークで年間20万円以上稼いだ場合、確定申告が必要です。
確定申告が必要にもかかわらず怠ると、無申告課税や延滞税などのペナルティが課せられる場合があります。
また「フルタイム勤務」「労働時間が週20時間以上」などの条件を満たすと、ダブルワークでも社会保険の加入が求められる点についても押さえておきましょう。
注意点③:本業に支障が出ない仕事を探す
ダブルワークをする際は、本業に支障が出ない仕事を探すことが重要です。
支障が出ると本業のキャリアや安定を守れなくなったり、現職からの信頼を損なったりする場合があるためです。
ダブルワークで疲労がたまり集中力が低下すると、本業の業務効率が低下しかねません。
大きく信頼を損ね、会社からの評価や昇進にも影響を及ぼします。
ダブルワークで本業に支障が出ては本末転倒のため、無理のない範囲で仕事を見つけましょう。
注意点④:企業の信用を損ねる仕事は避ける
ダブルワークでは、企業の信用を損ねる仕事は避けましょう。
副業・兼業を認めている会社でも、内容がマルチ商法やナイトワーク、競合他社の場合、会社の信用問題に関わると判断される場合があります。
ダブルワークの内容によってはトラブルに発展し、本業と両立できなくなってしまいます。
ご自身の行動が企業の評判に影響を与える可能性があることを踏まえたうえで、仕事を選びましょう。
正社員で働きつつダブルワークするのにおすすめの仕事3選
正社員で働きつつダブルワークをする際は、本業への負担が少ない仕事がおすすめです。
具体的には、以下の3つです。
- ビル管理(清掃・設備スタッフ)
- 軽作業・ピッキング
- デリバリースタッフ
順番に見ていきましょう。
おすすめ①:ビル管理
ビル管理は、建物の設備の故障を防いだり巡回して管理したりする仕事です。
比較的ルーティンワークが多く、特別なスキルや高度な知識を必要としません。
主に夜間や休日の作業も多いため、日中の本業に影響を与えにくくダブルワークにおすすめです。
またビル管理業務の中でも主に清掃スタッフは、週1回や数時間単位での勤務も可能な場合があります。
ご自身のスケジュールにあわせやすいため、ダブルワーク初心者に向いています。
なお、ビルメン求人ジョブはビル管理業界の仕事に特化した求人サイトです。
ダブルワークとして働けるパート・アルバイトの求人も多数掲載されているため、条件にあった求人を見つけたい方は「求人ページ」をご覧ください。
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おすすめ②:軽作業・ピッキング
軽作業は商品の梱包や仕分け、ピッキングは倉庫内での商品集めが中心です。
どちらも特別なスキルや経験は不要で、ダブルワーク初心者でもはじめやすい仕事です。
軽作業・ピッキングがおすすめな理由は、その仕事内容のシンプルさと時間的な融通の利きやすさにあります。
短時間勤務やシフト制での勤務が可能な場合が多く、本業の終業後や休日に合わせて働けます。
体力的な負担も比較的少なく、本業で疲れた後でも無理なくこなせるでしょう。
求人数が多く、ダブルワーク先を見つけやすいのも魅力です。
本業への体力的な負担を少なくするために黙々と1人でできる仕事はどうでしょう。人間関係のストレスも少なく、ダブルワークにおすすめです。
【関連記事】黙々とできる・ルーティンワークな仕事11選!優遇される資格・向いている人・在宅ワーク
おすすめ③:デリバリースタッフ
デリバリースタッフは、飲食店やスーパーなどで注文された商品を、自転車やバイクを使って届ける仕事です。
配達ルートはアプリで指示されるため、道に迷う心配も少なく、すぐに業務に慣れることができます。
本業の終業後や休日など、時間帯や働く場所を選べることから、本業との両立がしやすい点がメリットです。
また、基本的に一人で作業するため、人間関係のストレスも少ないでしょう。
運転が好きな方や自分のペースで働きたい方に、デリバリースタッフはおすすめです。
まとめ:正社員でもダブルワーク可能なバイト求人を見つけよう
副業・兼業を容認する会社は増えており、正社員であってもダブルワークが可能です。
ただし、就業規則によってはダブルワークが禁じられていたり、確定申告のように働き方の調整が必要になったりするケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
なお、ビルメン求人ジョブではダブルワークに適した条件の求人情報が多数掲載されています。
仕事探しから就業までを担当者がサポートしてくれるため、ご自身にあった仕事を見つけられるのも特徴です。
本業と両立しながら新たな挑戦をはじめたい方は、ビルメン求人ジョブの「求人を探す」ページをご覧ください。
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