自衛消防技術試験とは?合格率・取得のメリット・活かせる仕事を紹介
仕事とキャリアのヒントビルメンテナンスの仕事では、専門資格が重視されることが多く、自衛消防技術試験は需要が多い資格の1つです。
就職や転職に向けて「どのような資格なのか」「どのような仕事に活かせるのか」と疑問を持つ方もいるでしょう。
自衛消防技術試験は、災害発生時の初期対応に関する知識と技能を証明できるため、取得すれば業務の幅が広がります。
この記事では、自衛消防技術試験の内容と合格率、取得するメリット、資格を活かせる仕事について解説します。
ビルメンテナンス業界で働きたい方は、参考にしてください。
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自衛消防技術試験とは

自衛消防技術試験とは、自衛消防業務に従事する者の能力を認定する試験です。
試験では災害に関する基礎知識や自衛消防業務の実務能力が問われ、合格すると自衛消防活動の中核要員として活躍の場が広がります。
東京都は一定規模以上の建物に自衛活動中核要員の配置を義務付けているため、資格を取得すればビルメンテナンス業界でアピールポイントになるでしょう。
また、自衛消防技術試験の合格は、東京都内の施設・ビルにある防災センターで監視・操作業務に従事する場合にも義務付けられています。
防火・消防に関する資格について、詳しくは次の記事を参考にしてください。
【関連記事】防火管理者とは?甲種と乙種の違い・仕事内容・資格取得のメリットを紹介
自衛消防技術試験の受験資格と合格率

自衛消防技術試験に、受験資格は設けられていません。
年齢や学歴、経験を問わず、自衛消防業務に就きたい方であれば誰でも受験できます。
合格率は高く、令和7年度に実施された試験の合格率は70%〜80%程度です。
【消防技術試験講習場】
| 実施回 | 実施日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 第2回 | 令和7年10月28日 | 236名 | 177名 | 75.0% |
| 第3回 | 令和7年11月6日 | 232名 | 170名 | 73.3% |
| 第4回 | 令和7年11月20日 | 224名 | 157名 | 70.1% |
【立川防災館】
| 実施回 | 実施日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 第21回 | 令和7年10月22日 | 122名 | 99名 | 81.1% |
| 第22回 | 令和7年11月11日 | 111名 | 82名 | 73.9% |
| 第23回 | 令和7年11月16日 | 89名 | 62名 | 69.7% |
自衛消防技術試験は、受験資格は不要で合格率も高いため、取得しやすい資格といえるでしょう。
引用元:東京消防庁│令和7年度自衛消防技術試験 最近の合格率の状況
自衛消防技術試験を取得するメリット

自衛消防技術試験を取得すると、以下3つのメリットがあります。
- 警備員としてキャリアアップを目指せる
- 警備員としてキャリアアップを目指せる
- 社会貢献ができる
それぞれ見ていきましょう。
メリット①:警備員としてキャリアアップを目指せる
自衛消防技術試験を取得すると、警備員としてキャリアアップを目指せます。
警備員は防犯だけでなく防災の役割も担っており、災害時に適切な行動ができる人材は高く評価されるためです。
また、東京都内で一定規模以上の施設を保有する建物や事業所には、自衛消防活動の中核要員を配置する義務があります。
資格を取得すると、希少価値の高い自衛消防技術認定証が交付されるため、自衛消防活動の中核要員として、キャリアアップが期待できます。
メリット②:ビルメンテナンス業界で需要が高い
自衛消防技術試験を取得するメリットの1つとして、ビルメンテナンス業界における需要の高さが挙げられます。
自衛消防技術試験取得者は、自衛消防活動の中核要員として、幅広い現場で必要とされているためです。
ビルメンテナンス業界は求人が多い一方で、就職・転職希望者も多く、自衛消防技術試験の取得は大きなアピールポイントになるでしょう。
入社後に自衛消防技術試験の取得を推奨している企業も多く、あらかじめ取得していれば、自身の市場価値を高められます。
また、自衛消防技術試験の資格取得者は火災時の初動対応スキルが高いため、ビルメンテナンス業界の就職や転職では、優遇される傾向にあります。
ビルメンテナンスの仕事に活かせる資格について、詳しくは次の記事を参考にしてください。
【関連記事】建築物環境衛生管理技術者とは?資格取得のメリットや主な就職先を紹介
【関連記事】ビルメンに消防設備士は不要?需要の高さや資格を活かせる求人例を紹介
メリット③:社会貢献ができる
自衛消防技術試験を取得すると、災害時に人命と建物を守る役割を担えるため、仕事を通じて社会貢献ができます。
建物や施設の安全を守るうえで、災害時に適切な判断と行動ができる人材は欠かせないためです。
たとえば、ビルや商業施設で火災が起きた場合に、迅速な避難誘導や消防との連携ができれば、被害拡大を防ぎ、多くの人の安全確保に役立つでしょう。
自衛消防技術試験の取得は、自身の就職や転職に役立つだけでなく、災害から人々を守る社会貢献度の高い仕事といえます。
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防火・防災管理業務において自衛消防技術試験の取得者が果たす主な役割

自衛消防技術試験の取得者は、自衛消防組織の中核要員として、災害発生時に次の初期対応や救急対策を行います。
主な業務内容は、以下の通りです。
- 初期消火:消防隊到着前に消火器や屋内消火栓を使って消火を行う業務
- 避難誘導:火災時に来訪者や従業員を安全な避難経路へ誘導する業務
- 救急救護:負傷者の救護措置や救急救護所の設置、救急隊との連携など、火災発生時に人命を守る業務
- 通報連絡:消防へ通報するとともに、館内放送や電話で来訪者・従業員へ火災発生と避難指示を伝える業務
いずれの業務も火災拡大を防ぎ、人命を守るために迅速・冷静な対応が求められます。
強い責任感が必要な一方で、仕事にやりがいと満足感を感じられるのが、自衛消防技術試験取得の魅力といえるでしょう。
自衛消防技術試験が活かせる主な仕事

自衛消防技術試験は、火災時の初期対応や防災設備の操作など、建物の安全管理に関わる能力を証明できるため、主に次の仕事へ活かせます。
- 施設警備員
- 設備管理スタッフ
- ホテルのフロントスタッフ
ここでは、上記仕事の内容と自衛消防技術試験を活かせるポイントについて解説します。
仕事①:施設警備員
自衛消防技術試験が活かせる仕事の1つとして、施設警備員が挙げられます。
施設警備員は、オフィスビルや病院、工場などの施設で、不法侵入や盗難、火災を防ぎ、利用者の安全を守る仕事です。
館内の巡回、出入り管理、緊急時の初動対応など、日常的に建物の安全を維持する役割を担います。
自衛消防技術試験は、火災時の初期対応や避難誘導、防災設備の操作に必要な技能を証明する資格のため、施設警備の現場で高く評価されます。
自衛消防技術試験は、施設警備員を目指す方にとって、大きなアピールポイントになる資格といえるでしょう。
仕事②:設備管理スタッフ
自衛消防技術試験は、設備管理スタッフの仕事にも活かせます。
設備管理スタッフはオフィスビルや商業施設、病院などで、電気や空調、給排水設備の点検や保守を行い、建物の安全な運用をサポートする仕事です。
防災設備の作動確認や保守点検など、防災に関わる業務も行うため、自衛消防技術試験は高く評価される傾向にあります。
特に、施設の防災センターで消防設備等の監視・操作を行うには、自衛消防技術試験が不可欠のため、取得していれば担当できる業務の幅が広がります。
仕事③:ホテルのフロントスタッフ
ホテルのフロントスタッフも、自衛消防技術試験を活かせる仕事です。
ホテルのフロントスタッフはチェックイン・チェックアウト対応、予約管理、館内案内など、主に宿泊者へのサービスを行う仕事です。
また、ホテルのフロントスタッフは、火災発生時の初期対応や避難誘導、館内放送による案内など、防災に関わる業務も行います。
自衛消防技術試験を取得していれば、火災時に必要な判断力や初期消火・通報の知識を持つことが証明され、高い評価が得られます。
火災への対応が可能であれば、特に夜間のフロント業務に活かせるため、活躍の場が広がり、キャリアアップにつながるでしょう。
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まとめ:自衛消防技術試験は警備業界でキャリアアップするのに有効な資格

自衛消防技術試験は、ビルメンテナンスや警備の仕事で求められ、高く評価される資格です。
取得すれば、転職やキャリアアップで大きな強みとなり、将来的なキャリア設計にも役立ちます。
さらに、防火管理者や危険物取扱者など、他の資格と組み合わせれば、専門性を高めながら活躍の場を広げることが可能です。
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